起業する前に確認しておく【イニシャルコスト』と『ランニングコスト』

起業する前に確認しておかなくてはいけないことの1つに『イニシャルコスト』と『ランニングコスト』があります。
どちらもコストを示す言葉に間違いはありませんが、意味は異なります。起業の際には準備資金とも言えるイニシャルコストばかり気にしがちですが、見誤っていけないのはランニングコスト=運営コストも同じ。会社経営はスタートしてからが本番です。
「会社が稼働できるまで費用がどれくらいかかるのか」「黒字になるのはどれくらいの期間かかるのか」「うまく資金を回し会社を運営していくためには何にいくらかかるのか」「生産性を維持していくにはどれくらいの費用が掛かるのか」など、あらゆることを細かく確認していくのが大切です。
本記事では『イニシャルコスト』と『ランニングコスト』についてみていきます。

予算で悩む男性

『イニシャルコスト』と『ランニングコスト』の違い

▼イニシャルコスト
初期資金、導入資金のことです。この場合、会社が稼働するまでに発生する費用のことを指します。
・イニシャルコストの例……導入する機械・設備費/工事費など

▼ランニングコスト
運営・管理資金のことです。維持する・使用する限り発生し続けます。主に定期的に必要となる設備でかかる資金のことを指しています。
・ランニングコストの例……消耗費/光熱費/ガソリン代など

簡単に言えばイニシャルコストは【最初にかかるお金】で、ライニングコストは【維持していくお金】です。
よくリースで利用される複合機を例に出しますが、複合機本体の購入費がイニシャルコスト、電気代やクリーニング・メンテナンス代、トナー代がランニングコストです。
ビジネスの世界では当たり前ように使用されるイニシャルコストとライニングコストですが、収益の計算や売上目標を決めるのにとても重要になってきます。ただ単純に最初にかかるお金と維持にかかるお金、と考えておくだけでは不十分です。

イニシャルコストを重視する経営者が多い理由

経営者は当然損益分岐点を計算し、売り上げ目標や人件費など、ライニングコストの上限などを決めます。イニシャルコストは損益分岐点を計算する際に『固定費』に分類されます。この固定費は、損益分岐点を出すのに非常に大きな部分を占めるため、起業したばかりの多くの経営者はイニシャルコストを気にします。

例えば以下の場合、

①イニシャルコスト100万円
②ライニングコスト5万円/月
③売り上げ10万円/月
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収益 5万円

収益は単純に5万円ですが、ここで大切なのは会社の利益、黒字を出すためにはイニシャルコストの100万円を回収しなくてはいけないことです。月に5万円の収益であれば単純計算で会社設立から1年8カ月にわたるまで、会社は赤字ということになります。
つまり早めに利益を出したいと思えば、できるだけ固定費……イニシャルコストを抑えることに力を入れるのが最も近道と考えられます。

起業前に必ず『トータルコスト』を計算しておく

上で見ると、とにかくイニシャルコストを抑えなくてはいけないと考えがちですが前述した通り、長く経営を続けていくためにはどちらも重視する必要があります。
イニシャルコストとライニングコストを合わせて『トータルコスト』と言います。
起業前によく考えておかなくてはいけないのは、この『トータルコスト』です。イニシャルコストを抑えられたのにライニングコストが膨れあがれば、当然粗利は縮小してしまいますよね。
たとえばリースで電話や複合機の本体購入費用を抑えられたのに3年の契約でメンテナンスや付随するもの、つまりライニングコストに膨大なお金がかかり、長い目で見た結果自社の固定資産として確保しておいた方が、費用が抑えられた……ということはあまりにも避けたい事態です。
経営者としては、どちらも抑えるのが理想です。

予算

いかがでしたか?
経営者は多くの選択を迫られますが、起業前も同じです。会社を設立・稼働させるまでの準備資金『イニシャルコスト』はリースやレンタルを利用することで大幅に抑えることは可能ですが、あらゆる部分での維持費『ランニングコスト』も確認し、慎重に決めていくことが必要です。
トータルコストを抑えるために契約するリース業者やレンタルサービスの調査、比較なども必要です。こういった調査や比較は、オンライン秘書サービスを活用すると良いかもしれません。オンライン秘書サービスは必ずしも会社が稼働してから利用するべきもの、というものではありません。起業の準備にも役立てることができます。起業の準備で忙しい中、イニシャルコストとライニングコストの計算をする時間もないという方や、業者の比較をする暇がないという方は是非オンライン秘書をお役立てください。