フリーランスが導入したいリスク管理とは?

ビジネスの多様化、デジタル化によって想定するリスクも複雑化し、ふくらんでいます。フリーランスの方が自分の仕事・生活を守るために導入しなくてはいけないリスク管理=リスクマネジメント。
今ページではリスク管理と、よく聞く危機管理との違い、フリーランスでは難しいリスク管理のマニュアル化に役立つ情報を掲載しています。

サラリーマン

リスク管理と危機管理の違い

リスク管理、危機管理は一見同じようですが明確に違います。

▶リスク管理
想定できるリスクを回避するために防止策を練り、実行に移すことを言います。あらゆる視点から起こりうるリスクを洗い出す必要があります。
つまりリスク管理とは、想定できる最悪が起こらないようにすること、マニュアル化することです。

▶危機管理
危機が起こった際、被害・影響を最小限に抑え込むためのプロセスを考え、マニュアル化することを言います。リスク管理同様、あらゆる視点から起こりうる危機を洗い出す必要があります。
つまり危機管理とは、想定できる危機が起こった際にどう立ち回るかを考えること、傷口を広がらないようにマニュアル化することです。

どちらも大切ですが、以下はリスク管理に照準を絞ってみていきます。

フリーランスのリスク管理

▶データの分離化
災害や事故時、パソコンなどの端末のトラブルがあった場合すべて同じ端末にローカルで保存していると大変なことになります。すべての成果、売り上げを失ってしまうことも考えられます。
ローカル、オンラインに保存するデータや顧客情報は状況や顧客と結んだ契約、コンプライアンスに従い保存するようにしましょう。
また、連絡先などはまとめて紙にリスト化しておくことも大切です。端末に触れない状況も考えられます。有事の際、顧客と連絡が取れない!ということがないようにしましょう。
災害時などのトラブルの際にはアナログ化しているものが役立つことも多いです。万が一に備え、日ごろから準備しておきましょう。

▶契約書はしっかり作る
長い間、懇意にしている顧客であっても口約束は絶対にやめましょう。必ず契約書を作成し『いつ』『いくら』支払われるのか、『どんなこと』が契約不履行にあたるのか、お互い明確化しておきます。契約を交わしてから契約不履行事項にあたらないよう、気を付けながら仕事に入りましょう。

▶情報の取り扱い
この世で最も高額なものは情報と言われています。個人情報、顧客情報、機密などの情報の扱いには十分注意する必要があります。

・ウイルスソフトは必ず入れる
・メールを送る際には送り先をCC、BCCまで確認する
・カフェやコワーキングスペースで仕事をする際には機密情報は持ち込まない

などのことを心掛けましょう。
情報漏洩が明らかになれば多額の賠償金を請求されてしまう可能性もあります。

▶スケジュール管理はしっかり行う
納品漏れや連絡漏れがないようにスケジュール管理はしっかり行います。基本ですが、意外と難しく打ち合わせを忘れていた、締め切りを勘違いしていたなどは、よく聞く失敗談です。仕事を詰めすぎないことも大切です。余裕を持ち質の高いものを提供できるように、自分の力量を見極めてスケジュール管理をしましょう。

▶スポットの仕事と継続できる仕事の両方を確保する
安定して仕事が受注できる顧客をつかむことは大切ですが、コンスタントにスポットの仕事をこなしていくこともおすすめします。継続している仕事もいつなくなるかわかりません。
フリーランスの最も恐ろしいリスクはいつ仕事がなくなるかわからないという点でしょう。
業務委託は基本的に長期の保証は得られません。継続の仕事がなくなった時もスポットの仕事をコツコツこなしていれば、いざというときにカバーできる可能性が高く、新しい仕事を掴むチャンスにもつながります。

▶健康管理を行う
不規則な生活になりがちなフリーランスでは、不摂生による病気やケガも多いです。完全な夜型になってしまう方も珍しくありません。女性は特に自律神経の乱れから不調になってしまうということもあり得ますので注意しましょう。
無理のないように、できるだけ健康的な生活を送る必要があります。労働は健康な身体があってこそ、です。

フリーランスのリスク管理リスト

□データの振り分け
□アナログの活用
□口約束・細かい約束事もすべて書面化
□情報漏洩対策
□スケジュール管理
□仕事の分散化
□健康維持

サラリーマン

いかがでしたか?
フリーランスにおいてリスク管理が大切と言われるのは、組織に属しているワーカーが与えられる保証がないからです。大きな失敗やエラーは次の仕事にも影響し、仕事がなくなればメンタルにも影響します。
リスク管理を行うためのデータ整理や業務の見直しも大変かと思いますが継続して安定した収入を得て、健全に働くためにリスク管理はしっかり行っておきましょう。