以前から、「人工知能」というキーワードはいろいろな業種で使われていて耳にする機会も多いかと思います。その活用シーンは多岐にわたるようになり、「自動運転」や「音声認識」などさまざまあります。
今回の「ボット」とは「ロボット」の略称です。いくつもある「人工知能」活用の1つで言語を扱う「ボットチャット」という技術に注目してご紹介します。
そもそも人工知能ってなに?
人工知能と聞いて「AI」という言葉を連想できる方が多いのではないでしょうか。「AI:artificial intelligence」とは、人間の知能をコンピューターで再現しようとする技術を言います。
このコンピューターが担う「処理の自動化」は、長年研究開発が盛んにおこなわれている大きなテーマです。近年では、生物や自然現象をモデルにした人工知能技術である「CI:computational Intelligence」=計算知能の開発が活性化している。脳の神経伝達を再現したニューラルネットワークの技術がディープラーニングの実用化により機械学習の技術進化が目新しい。
フェイスブックやGoogleも力を入れている
フェイスブックのサービスである「Messenger」にボット機能を持たせたbots on Messengerというプラットフォームを発表している。このチャットボットでは、単純な文字列のやり取りのみではなく、画像やリンク、アクションボタンを含むstructured messagesを処理できる。
要するに、ユーザーはボットとの会話を通してレストランを予約したり、eコマースでの購入履歴を調べたり、気に入った商品があればWebページへ飛んで購入することができる。
今後、Messengerやその他のプラットフォームが採用される機械が増えると、これまでに当たり前とされてきたセールの手法やサポート体制を大きく変えることができるかもしれません。
黒子がいる?!チャットボットの裏側
米国で人気を集めているX.ai社が提供するAmy Ingramは、会議のスケジュールを設定してくれたり、アポイント調整のメールを送信してくれたり、驚くほど人間に近いやり取りができるとして話題になっています。
しかし、その親切なやり取りを支えているのはまだまだ人間でした。同社では「AIトレーナー」というポジションの方が勤務しており、AIが処理するメールに問題がないか常に添削をしているというのです。元AIトレーナーを務めていた24歳のウィリー・カルビン氏は2015年10月に同社を退社しています。
その彼が語るAmyは、数か月前の時点ではまだまだ自動化には届かずAIトレーナーが1日12時間メッセージをクリックして、フレーズのハイライトを続ける日々であったそうです。コンピューターが超人的な能力を持っているように見せかけるのは、面倒な作業になることが多い。
ボットチャットで、完全に自動化されたやり取りが本当に人々を驚かせるには、まだ少し時間がかかりそうです。
カーテンの後ろに人が控えているから安心できるサービス
ここまでは、コンピューターによる自動化を進めたボットサービスについてご紹介してきました。これから成長していく可能性が高い技術ですが、まだまだ私たちの身近なサービスではありません。
その中で、日本では既にユーザーの代わりに会議のスケジュールを調整したりアポイントのメールを代わりに送ってくれるサービスが存在します。それが、オンライン秘書サービスGenny(ジェニー)です。このサービスでは、実際にチャットを通じて「人材」が対応してくれます。彼女たちは、アシスタントとしてユーザーを支えるためにマナーやビジネススキルを磨き気配りができるサービスを提供しています。
オンライン秘書サービスとは
インターネットを使ってオンライン上から依頼することで、待機している秘書が仕事を遂行してくれる新しいサービスです。依頼できる業務は「メール確認/返信代行」「スケジュール管理」「アポイント調整」「出張手配」「経費精算補助」「調査/報告」「会食予約」「名刺管理」「ドライバー手配」など多岐にわたります。
また、現在はキャンペーン期間中につき10日間のトライアルプランがなんと1時間あたり60円でお試しいただけます。
今後、ボットを活用して業務のオートメーション化を図ることは企業にとって大きなポイントとなるかもしれません。そのため、まずはいろいろな情報をキャッチするためにオンライン秘書へ雑務を任せて自分の時間をぜひ確保してみてください。