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個人事業のオーナー様をはじめ、管理職となって、上肢と部下の板挟み状態で上手く業務が回らないという相談が増えております。
今回の記事では、業務量に応じて人件費を調整することが可能な方法をご案内します。
人件費の種類【固定費と変動費の違い】
人件費には、固定費と変動費の2つの種類があります。
それぞれの違いについて理解しましょう。
固定費とは
固定費とは、経営上の判断にかかわらず、一定期間内で一定の金額が必要な費用のことを指します。
例えば、
- 管理職の給与
- 固定給与制の従業員の給与
- 事務スタッフの給与
などが該当します。
売上や生産量が増減しても変わらず支払われるため、安定した経費として予算計画に利用されます。
変動費とは
変動費とは、売上や生産量などの業務の変動に応じて金額が変わる費用のことを指します。
例えば、
- 売上に応じた歩合給与
- 契約社員の給与
- 残業手当
などが該当します。
業績に応じて増減するため、生産量や業績に合わせてコストを調整する柔軟性があります。
人件費を固定費から変動費に変えるメリット
コスト削減と効率化
変動費は業績に応じて変わるため、業績が低迷した際に人件費を削減することができます。
逆に、業績が好調な時には報奨金や歩合給与を支給し、モチベーションを高めることができます。
経営の柔軟性
変動費として給与を支給することで、業績の変動や市場環境の変化に柔軟に対応できます。
需要が減少した場合は人員を調整することが可能です。
需要が増加した場合は追加の人員を雇用することも可能です。
つまり、適切な人員配置が可能です。
モチベーションの向上
変動費として給与を支給することで、成果に応じた報酬を得ることができるため、従業員のモチベーション向上に繋がります。
業績に応じた報酬は、従業員の意欲やパフォーマンスの向上に寄与します。
人件費を変動費に変えるデメリット
一方で、人件費を変動費に変えることにはデメリットも存在します。
以下にその一部を挙げます。
予算の不確定性
変動費は業績に応じて変わるため、予算の立て方が難しくなる場合があります。
売上や業績の予測が不確定な場合には、適切な予算の立て方が難しいことがあります。
従業員の安定性への影響
変動費制の場合、業績に応じて給与が変動するため、従業員の収入が不安定になる可能性があります。
経済的な不安定感が生じることで、従業員の安定性に影響を与えることがあります。
人件費を変動費にする方法
人件費を固定費から変動費に変えるためには、以下の方法があります。
歩合給与や報奨金の導入
売上や業績に応じて、歩合給与や報奨金を導入する方法です。
従業員のモチベーションを高める効果が期待できます。
同時に、コスト削減にもつながります。
契約社員やアウトソーシングの活用
業績の変動に応じて従業員数を調整するために、契約社員やアウトソーシングを活用することが考えられます。
柔軟なシフト制の導入
シーズンや需要に応じて、従業員のシフトを柔軟に調整することを検討しましょう。
人員配置の柔軟性を高めることができます。
以上の方法を活用することで、人件費を固定費から変動費に変えることができます。
経済環境や業績の変動に適切に対応し、効率的な人材管理を実現するために、柔軟な人件費の運用が重要となります。
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