一流秘書の登竜門!秘書検定とは?

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女性の憧れの職業ともいえる「秘書」。一流の秘書になるために取得しておきたい資格として、「秘書検定」というものがあります。今や秘書検定は、秘書を志望している人だけでなく、一般常識をしっかりと学びたい新社会人や就職活動を控えた学生、スキルアップを目指しているビジネスパーソンなど多くの人たちが受験しています。
そんな人気の資格である秘書検定とはいったいどのような資格なのでしょうか。

 

秘書検定にはちゃんとした名前がある

 
一般に秘書検や秘書検定と呼ばれているものは、正式には「秘書技能検定試験」といい、公益財団法人実務技能検定協会が運営・実施しています。2006年までは文部科学省の認定試験でしたが、同年の認定制度廃止によって、現在は文部科学省後援試験となっています。

 

秘書検定の内容

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秘書検定は全部で1級から、準1級、2級、3級といった形で分かれており、各級で難易度や試験方法が変わってきます。試験のメインは筆記試験となっていますが、準1級と1級においては筆記試験合格者のみ面接による試験があります。筆記試験は、1級以外はマークシート方式と記述式での問題が出されます(1級はすべて記述式)。問題の内容は、「理論(必要とされる資質、職務知識、一般知識)」と「実技(マナー・接遇、技能)」に分かれており、それぞれの得点が60%以上である場合に合格となります。
級ごとの合格率は、3級がおよそ70%、2級が50%、準1級が35%、1級が30%と、他の検定に比べて比較的合格率が高い検定だと言えます。
 
3級では、初歩的な秘書の実務、技能に関する問題が出題されます。秘書における知識というよりは、社会人としての基本的な常識を知るための学習と言えるでしょう。現役高校生で受験する人もおり、一社会人になるための常識を身につけるために受験する人も多いようです。
 
2級では、ややレベルがあがり、一般的なビジネスマナーを習得していると判断できる基準にもなります。よって就職活動中の学生が取得するケースが多いようです。自分のレベルに応じて、3級や準1級と併願して受験する方法もあります。
 
準1級では、社会人としての一般常識に加え、秘書としてより専門的な知識を問われます。秘書を目指している人や秘書への転職を考えている人など社会人が受験する傾向にあります。準1級からは面接試験が加わるため、知識だけでなく実技面も問われることになります。
 
1級は、検定の中でも最高水準の資格となっており、秘書のプロフェッショナルを目指す人が受験します。筆記、面接と高いレベルが求められ、合格後も1年以内に、秘書検定とは別に指定されているビジネス関係の資格の中から1つ以上を取得しなくてはならないなど、一秘書として高いスキルが求められます。
 
このように級によってビジネスにおけるあらゆる知識を身につけることができることもあって、1回の試験で7~8万人もの人々が受験しており、過去受験者の合計は600万以上にもおよんでいます。問題の傾向や過去問などを解いて、自分の目標に合ったレベルから受験することが一流秘書への近道となりそうです。
 

合格するには?

 
3級と2級については、ほとんどがマークシート式の筆記試験ということもあり、秘書検定対策用のテキストや問題集を用いて勉強することで、独学での合格の可能性も十分にあり得ます。単に資格を取得するというだけでなく、勉強や受験を通して、自然と社会常識やスキル、知識が身についていくでしょう。
 
準1級や1級については、筆記試験が難しくなるほか、2次試験として面接試験も追加されるため、専門学校やスクール、通信講座などを活用して専門的に学ぶ人も多いようです。
特に面接練習は、普段気づかない姿勢や癖を自分で見抜くのは難しいものです。対策として、第三者に自分の立ち振る舞いを客観的に見てもらい、問題があるところを一つ一つ改善していくことが必要になるでしょう。準1級を受験するレベルまで来たなら、完璧な所作を目指してプロに指導を受けるのも良いかもしれません。

 

海外で活躍したいなら国際秘書試験

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秘書業務に関する資格の中に、国際秘書試験(CBS)というものがあります。国際秘書試験(CBS)は、日英両語で秘書業務に就くことができ、海外で活躍したいと思っている人が取得しておきたい資格です。国際秘書検定には「CBS資格」と「準CBS資格」の2種類があり、CBS資格は準CBS資格の合格者のみ受験することができます。国際化が求められる今、外国語を話せる秘書は経営者の強い味方になるとされており、年々需要が高まってきているようです。

 

いかがでしたか。
一流のリーダーたちと共に仕事をする以上、秘書には高いレベルを求められていることがわかります。リーダーたちも、仕事をもっと効率化するためには、よりレベルの高い秘書と一緒に仕事をしたいと思うでしょう。
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