働き方の多様化で変わる!?「オフィス」という言葉の定義

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近年、「フリーランス」、「ノマド」、「SOHO」など様々な働き方をする方が増えてきています。

もちろん、働き方が変わればそこにあった必要なスペース=オフィスが必要になってきます。実際、シェアオフィスの一角でロケット開発をされている方がいたりと、これまでには考えもつかない働き方が始まっています。

 

今回は、その中でもスペース=「オフィス」をテーマにご紹介します。

 

 

 

 

 

んなにあるの!?オフィス(事業所)の新しい選択肢

一言でオフィスと言っても最近では、多くの意味を持つようになりました。株式会社を設立する際や、フリーランスとして独立するなど、自分のステージに合わせて最適な選択が出来るようになっています。

 

 

1、自宅をオフィスとして兼用する。


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<特徴: 通勤時間がいらない、イニシャルコストが安い>

独立して間もない方にとっては最も多い選択ではないでしょう。当然ながら、自分が住んでいる家がそのままオフィスになるのですから初期投資が掛かりません。しかし、一方でONとOFFの切り替えが難しいという意見も。自己管理に自信がある方にはおすすめです。

 

 

 

 

 

2、賃貸オフィス(ビルテナント)


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<特徴: 好きな場所に開設出来る、会社としての信頼UP>

人を新しく雇っていきたいと考えるフェーズに来ると、求職者に向けても信頼度の向上を図るためオフィスを専用に用意する事も多いでしょう。

 

 

 

 

3、シェアオフィス


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<特徴: ワンフロアや一室を複数の起業家とシェアして借りる>

複数の利用者が同じスペースを共有し、パーテーションなどで仕切るスタイルです。2000年代に入って登場し、東京や大阪を中心に全国の首都部で増加しています。デスクや会議室、OA機器、インターネット回線などのオフィス機能が整備され、希望者は固定電話の設置や住所登記も出来ます。また、様々な業務を行っている起業家の方々とのビジネス交流の機会が得られることで、ご自身のビジネスにとってプラスに働くこともあります。

 

 

 

 

4、コワーキングスペース


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<特徴: 特定の席がなくオープンスペースで他の利用者と場所を共有する>

シェアオフィスやレンタルオフィスとは異なり、空間に仕切りがないことが特徴です。フリーアドレス(自由な場所に座れるスペース)を利用者全員で共有し、自分に合わせて作業スペースを自由に選べるワークスタイルとなっています。また、時間制や月額料金と使い方の自由度が高く、毎日色々な人が出入りするため人脈を広げることができます。基本的に設備は共用となり、様々な業種、年齢の人々が集まり、仕事をしたり、ノウハウやアイデアを共有できます。

 

 

 

 

 

5、レンタルオフィス


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<特徴: シェアオフィスを運営している企業から借りる>

低いイニシャルコストで借りる事ができる貸事務所です。シェアオフィスとは異なり、完全個室となります。また、オフィス家具とOA機器並びに電話やインターネット等の情報通信環設備など、ビジネスに必要なものがひと通り整っているため契約してすぐに仕事が始められます。

 

 

 

 

6、バーチャルオフィス


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<特徴: 「仮想」の場所として登記や電話を用意出来るが執務スペースはない>

業務を行うスペースはありません。基本的には、業務に最低限必要な住所や電話番号などをオフィスに入居せずに借り受ける形態です。また運営事業者によっては、オプションとして会議室やビジネスブースなどを利用できるケースもあります。

 

 

 

 

7、(番外編)カフェで仕事をする。


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<特徴: 出張時や気分転換にいつもと違う場所>

番外編として、カフェスペースで仕事をする方を多く見かけます。最近では、電源が用意されていたりWi-Fi環境が整っていたりと外で簡単に仕事環境を作るにはいいかもしれません。ただし、ワーキングスペースとして開放している場合を除くとほかの利用者の事を考えて2~3時間程度の利用が限界かもしれません。

 

 

 

独立・企業の追い風に低コストで利用出来るオフィスが貢献

これから独立・企業するかたや、初めて間もないアーリーステージの方にとって、事業計画通りにプランが進む保証が有りません。先にどうなるか予測する事も出来ません。そのため、事業が軌道に乗るまでは「少リスク」、「少コスト」、「少労力」を心がけたいのは当然です。だからこそ、スターティングコストは、できる限り抑えていきたいところですよね。今回ご紹介した新しいオフィス形態の利用も選択肢のひとつかもしれません。是非、参考にして頂ければと思います。

 

今ではスマートフォン1つで、クラウドベースのアプリやファイルストレージと簡単に連携ができます。インターネット接続さえあれば、どんなデバイスからもファイルにアクセスできますので、こういった背景から「どこでも仕事ができる」という流れが増えるにつれ、これまで以上に働く人の働き方の自由度が増します。これからの時代は、インターネットに接続できる場所ということを含めると、オフィスの定義は今後もさらに変化していくのではないでしょうか。