独立を決めたら準備しておきたいこと!
▶コストの見直し・拠点の確保
独立後、一番の不安となるのがお金の問題ではないでしょうか。
当面の生活費と事業の運転資金を確保することはもちろんですが、できるだけ出費を抑えられるよう家賃や光熱費・通信費といったコストの見直しを行いましょう。家賃や光熱費は家事按分として経費計上することも可能です。
また、独立後に事業を行う拠点の確保も重要です。自宅を事務所にする場合は業務を滞りなく行えるようインターネット回線などを見直し、レンタルオフィスやコワーキングスペースを利用する場合は早めに契約しておきましょう。
▶事業用クレジットカードの作成
個人用のクレジットカードを事業に使用すると帳簿記録が煩雑になるため、事業用のクレジットカードを別で作っておくことをおすすめします。
また独立してフリーランスになると、社会的信用や収入の点からカードの審査が通りにくくなります。クレジットカードは在職中に作れるだけ作っておきましょう。
引っ越しや住宅ローンの申し込みも同様です。
▶人脈の形成
事業をうまく運んでいくために人脈作りは欠かせません。独立前から社外の付き合いを増やしておくことが重要です。すでに独立してうまくやっている人とのネットワークが作れれば理想です。
知り合いにそういった人がいなければ、起業セミナーに参加するなどして起業仲間を増やすのも有効です。会社の名刺ではなく、独立後のことを考えたオリジナル名刺を作っておくと便利です。
▶信頼できる税理士や司法書士を見つける
会社設立や経営にはさまざまな法的手続きが必要です。すべて自分で行うのには限度があるため、法律の専門家である税理士や司法書士に委託することになります。
独立している知り合いなどから情報を集め、信頼できる税理士・司法書士を見つけることができれば理想です。
▶事業の撤退基準を決めておく
事業計画を立てる際、事業の方針と同じくらい大事なのがこちら。
たとえば「資金が○○万円を切ったら撤退する」「〇年経過しても売り上げが〇万円に達しなければ撤退する」など、事業から撤退する基準をあらかじめ決めておきましょう。
▶家族とよく話し合う
会社勤めを辞めて独立するということは、収入やライフスタイルなどが大きく変わることになります。家計を同じくしている家族とはよく話し合い、納得してもらうことが重要です。
直前になればなるほど話し合いが難しくなることが多いので、独立を思い立ったら早い段階で相談しておきましょう。