今注目の【テレワーク・リモートワーク】
新型コロナウイルス感染症が国内で猛威を振るい始めた2月半ばごろから「テレワーク」「在宅勤務」を指示する企業も増え始めました。
テレワークを実際に導入する際の重要なポイントとなってくるのが、社内ネットワークの問題です。自宅やカフェ・コワーキングスペースなどで作業を行う場合、そこから社内ネットワークにアクセスできる仕組み・リモートアクセス環境を作る必要があります。
▶VPNとリモートデスクトップ
VPN(Virtual Private Network)
一つ目はVPNと呼ばれる通信環境を使用する方法です。社内ネットワークと社外の端末の間に暗号化した仮想空間を構築することで、社外からのアクセスをシャットアウトすることができます。
セキュリティ面でも安全性が高いですが、高速通信が必要になるなど整備するためのコストがかかるのがデメリットです。
リモートデスクトップ
もう1つがこのリモートデスクトップ。VPN環境を使わず、社内のPCから画面・マウス・キーボードの情報を社外の端末に転送することで、遠隔で社内PCを操作することが可能です。
処理スピードなどは遠隔操作するパソコンの性能によるので、手元にある端末のスペックに関わらずスムーズに作業を進めることができます。
ただしセキュリティ面ではVPN環境に劣るため、個別に対策が必要です。
Google chromeの拡張機能「chromeリモートデスクトップ」やWindows10に標準装備されているリモートデスクトップ機能が利用できます。
▶リモートデスクトップ導入時の注意
リモートデスクトップには、セキュリティ面以外にもいくつか注意するべきポイントがあります。
社内PCの電源をONにしておく必要がある
リモートデスクトップで社外から社内PCを遠隔操作する場合、操作している間は社内PCの電源を入れておかなければいけません。
常時つけっぱなしにしておくか、出勤する人の誰かがリモートデスクトップに使用するPCの電源を入れる、帰るときに消すという流れを徹底する必要があります。
遠隔操作に使用するデバイスの紛失・盗難対策
社内PCに接続して遠隔操作を行うデバイスは厳重に管理します。万が一社外の人間の手に渡ってしまった場合、そのデバイスから社内サーバーにアクセスされてしまう危険があります。
リモートデスクトップの操作に使用する端末には必ずパスコード認証などでロックをかけ、紛失・盗難時にはすぐに遠隔操作を無効にできるような危機管理体制の構築が必須と言えるでしょう。
リモートデスクトップを導入するための専用アプリケーションやセキュリティソフトなどは数えきれないほど存在しています。その中から御社に合ったものを採用するにもまず事前調査が肝心です。
オンライン秘書ジェニーでは、テレワーク環境構築に必要な調査もお任せいただけます。ぜひお気軽にお問い合わせください。