予測と計画がポイント!経営者が押さえておきたいリスクマネジメント

何かしらの事業を運営している以上、一定のリスクは避けられません。そこで重要となるのがリスクを予測し回避する・または損失を最小限に抑えるためのリスクマネジメントと呼ばれる施策です。

今回は、特に大きなリスクの発生が予測されるタイミングである【事業拡大】【事故・災害時】の2つを例に挙げて見ていきましょう。

文字がびっしり書き込まれた手帳

事業拡大時のリスクマネジメント

▶予測されるリスク①先行投資の回収に失敗する

国内外を問わず、事業の拡大には莫大な先行投資が必要となりますが、かならずしも事業が成功して費用を回収できるとは限りません。

まずは既存資本で可能な範囲のみの事業拡大を行い、状況に応じて投資をしていけば万が一の際にも大きな損失は免れます。

▶予測されるリスク②法律・慣習の違いによる摩擦

海外での事業展開の場合、現地企業との競争に備えた市場調査はもちろん、現地の法律や慣習についての下調べも重要です。

国が変われば法規制や税制なども変わりますし、現地スタッフや現地のクライアント企業との摩擦を防ぐためには文化や慣習の違いを把握しておくことも必須となります。

事故・災害に対するリスクマネジメント

▶BCP(事業継続計画)の策定

事故や災害に見舞われた際のリスクマネジメントとして代表的なものがBCP(事業継続計画)の策定。
BCPとは、自然災害・テロなどの緊急事態の際に事業資産の損害を最小限に抑え、企業の核となる事業の継続・早期復旧を行うための計画のことです。

災害時のスタッフの安否確認や設備の仮復旧の手順・そのために必要となる資料や連絡先を集約したマニュアルそれ自体と、この非常対応用のマニュアルを保守・運営する業務をまとめてBCPと呼びます。

リスクマネジメントのポイント

▶「リスクをゼロにすることは不可能」という認識を持つ

どれだけたくさんの予測を立てても、事業を営んでいる以上リスクを完全になくすことはできません。その点を認識し、ただリスクを予見するだけでなく経営者が先頭に立って対策を考案・実践していくことがリスクマネジメントにおいては最も重要です。

▶リスク対策は具体的に

効果的なリスクマネジメントを行うためには現状の把握が欠かせません。現在行っている事業内容と抱えているリスクを把握し、リスク回避の方法やリスクが顕在化した場合の対策を細かく具体的に立てておきましょう。

▶リスクへの意識・対策は会社全体で共有

ひとつのテーブルでパソコンを並べて作業する人たち

リスクマネジメントは経営者主体で進めていくことが重要とお伝えしましたが、スタッフの協力なくしてはより良いリスク対策をとることはできません。

会社が抱える課題やリスク・それに対する危機意識や具体的な対策を社内全体で共有し、リスクマネジメント体制を強化することをおすすめします。